a-News@appleple.com

 

2003/03/20 (木)

米英軍が攻撃開始 バグダッド市内に巡航ミサイル
ああ。ついに始まってしまいました…
確かにフセイン政権は恐怖的かつ横暴で、テロリスト達ともつながっている危険な政権だと思うけど。無辜のイラク国民を巻き込んで攻撃するほどの危険性が、今現実にあるのだろうか。オレにはそうは思えない。
「テロリストの温床となりかねない、あるいは現実に温床となっているイラクは危険!今こそ叩くべき!」という考えは、テロを現実に受け、その痛みを知っているアメリカ人達にしかわからないのかもしれない。
しかし、アメリカ人はその痛みを知っていても、同じ痛みを他人が感じることに思いをはせることはできない国民らしい。その痛みに思いをはせ、真に理解できるのは、やはり実際にその痛みを知っている者だけにしか成し得ない、いわば特権であろうのに。
もっとも、思いをはせることができないのはアメリカ人だけではなく、日本首相と政府の政治家たちも、そういう芸当はできないらしい。世界で唯一核攻撃を受け、その痛みを知る国民の長でありながら、その国民の声を無視し、あまつさえアメリカの肩を持つという行為は、オレには到底理解できない。
「独裁政権を倒す」と言うが。わが国の首相は、国民に選ばれた立場でありながら、「世論に従えば誤ることもある」等といい、世論を軽んじ、民意とは異なる決定を下している。これを「独裁」「台頭」と呼ばずしてなんと呼ぶのであろうか。
独裁国家の独裁者が独裁的に振舞うことと、民主国家の代表者が独裁的に振舞うこと。どちらのほうが罪深いだろうか?
せめて、日本には民主主義の国らしく民意を反映して、戦争に反対して欲しかった。
今、こんな国に生きている自分がすごく嫌になる。